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2019/05/30

日本のトラディショナルな婚礼衣装をご紹介!

近年、若いカップルの間で人気の「フォトウエディング」。挙式や披露宴は行わずに婚礼衣装を着て写真を撮る、“写真だけの結婚式”と呼ばれているスタイルです。写真だけだからこそ、衣装・メイク・髪型にとことんまでこだわって、最高の1枚を作り上げることができます。

ここでは、そんなフォトウエディングを日本で体験してみたいと考えているシンガポリアン女子のために、日本のトラディショナルな婚礼衣装をご紹介していきます。

白無垢(しろむく)

日本の結婚式の中でもよく知られているのが、最も格式の高い婚礼衣装の「白無垢」です。日本では、古くから白は穢を払う神聖な色とされていました。白無垢の「無垢」という言葉は、“汚れがなく純真である”という意味を持ちます。花嫁は、表も裏地も汚れのない白の衣装に身を包むのです。美しさだけでなく清らかさも表現できる白無垢は海外の方にも人気です。

白無垢は室町時代(1336-1573年)の頃から武家の婚礼衣装として着用されるようになりました。当時の白無垢には、真っ白な気持ちで嫁いで婚家の色(家風)に染まるという意味が込められていました。シンガポリアン女子の皆さんには、あまり馴染みのない考え方かもしれませんが、現代風に意訳すれば、新しい場所に向かう決意の表れといえるかもしれません。

白と一口に言っても、正絹、化繊など生地の違いによって微妙に色味が異なります。文字通り純白の化繊は、フレッシュな若々しさを引き立ててくれるでしょうし、正絹のアイボリーは、肌を柔らかく上品に見せてくれます。また、お祝いの席ですから、白無垢の柄にも縁起が良いとされているモチーフが使われています。

良く使われるのが鶴です。鶴は日本では長寿の象徴であり、また一度夫婦になったら一生添い遂げると言われているため、夫婦円満の願いも込められています。鳳凰は孔雀に似た中国の伝説上の生き物で、おめでたいことの前兆とされています。羽根を広げた鶴や鳳凰は見た目にも豪華で素敵です。

アワビを薄く延ばした熨斗を束ねた「熨斗目」模様もあります。ぱっと見は大きなリボンのように見えるこの柄も、縁起が良いものです。ほかにも白無垢の柄には、大輪の菊、牡丹や花車、慶事のシンボル・松竹梅などがありますので、好みにあった1枚をお選びください。

また、白無垢の下に着る裏地の部分が一部や裏地全体が赤になっているものもあります。差し色のように赤が入っている衣装も、可愛らしくておすすめです。

色打掛(いろうちかけ)

色打掛は、白無垢と同様に、格が高いとされる婚礼衣装です。室町時代に武家の女性が着物の上に羽織っていたのが、やがて装飾が施され婚礼衣装として広まっていきました。

色打掛は白無垢とは打って変わって、華やかな色と模様が特徴です。赤・黒・金などの色であればゴージャスで、結婚式という人生の門出にふさわしい1枚になります。ピンク・水色・イエローなどであれば、可愛らしく現代的で、洋髪にも似合うのではないでしょうか。

柄は、白無垢同様おめでたい鶴、鳳凰・花車・桜・牡丹などが好まれています。この柄は、着物に織り込まれている場合と絵のように染められている場合とがあります。

織り込まれている場合は古典柄が多く、重厚なイメージになります。染めの場合は、逆にスッキリとした着こなしが叶うでしょう。どちらかというと染めの方にモダンな柄が多いようです。

豪華絢爛な色打掛は、日本の着物の象徴ともいえ、外国の方からも「一度は着てみたい」と憧れられています。

黒引き振袖(くろびき振袖)

着物はそのまま着ると長く引きずってしまうため、基本的には腰紐などで長さを調節して着ます。引き振袖とは、調節をしないでそのまま裾を長く地面に引きずって着るものです。その中で、最も格式が高いといわれているのが、黒をベースにした「黒引き振袖」です。

江戸時代後半から昭和初期には、この黒引き振袖が一般的な婚礼衣装でした。最近では、黒引き袖はクールな印象があるということで、再び人気が出ているようです。

白無垢や色打掛は帯が見えませんが、黒引き振袖は帯がポイントといってもいいほど目立ちます。黒の着物に金や赤の帯で格調高くするも良し、ピンクやモスグリーンで凛とした中にも優しさを出すのも良しで、着こなしは個性の見せどころです。

帯は「矢立系」という、蝶の羽根のように見える結び方をすると引き立ちます。正面だけでなく後ろからのショットもぜひ忘れずに撮影しておきましょう。

綿帽子(わたぼうし)/角隠し(つのかくし)

綿帽子・角隠しは白無垢に合わせるアイテムです。角隠しは色打掛にも用いますが、綿帽子は白無垢にしか使いません。

綿帽子は、ウエディングドレスのベールのようなものです。もとは綿を広げて作られた女性がかぶる防寒具でしたが、後に結婚式の衣装となりました。婚礼の儀式が済むまでは花婿にしか顔を見せないという意味があり、奥ゆかしさとともに、ミステリアスなムードも感じさせてくれます。

角隠しは、伝統的な花嫁の和髪「文金高島田」を覆うようにつける白い布のことです。怒りの象徴である角を隠し、おしとやかな女性として結婚生活を送るという意味があるようです。

白無垢・色打掛・黒引き振袖といった日本のトラディショナルな婚礼衣装は、美しいだけでなく、新しい門出を迎えるおふたりの幸せを願う気持ちが込められています。ぜひ日本の婚礼衣装に身を包み、ハッピーなフォトウエディングを体験してみてください!

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