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2019/05/19

日本の挙式スタイル「神前式」と「仏前式」はどう違うの?

日本の伝統的な結婚式といえば、神社仏閣で厳かな雰囲気のなか行われるもの──そんなイメージがありませんか?

でも、ひと口に「神社仏閣」といっても、実はこのふたつ似ているようで大きく違うのです。シンガポリアン女子の中には和婚に憧れる方も多いでしょう。そこで、神社で行われる「神前式」、仏様の前で行われる「仏前式」、それぞれの結婚式の違い、長所などを解説していきます。

神前式とは

神前式とは、神様に結婚の報告をして感謝するもの。神様は神社にいらっしゃるので神社で行われます。明治22年に大正天皇が日比谷大神宮(現在の東京大神宮)で結婚式を挙げたのが始まりだと言われています。

神前式は、神様に結婚の報告をして感謝すると同時に「親族の結びつきを強める」という意味合いが大きく、そのため、執り行われる儀式もそれにのっとったものになります。例えば「三献の儀」と呼ばれる「三々九度の盃」は、大中小の盃で新郎新婦がお酒をいただく儀式は、これによって両家の絆を固めるという意味があります。

お酒も「お神酒」といって神様に供えた神聖なものを口にします。「親族盃の儀」では、親族一同がお神酒をいただき全員が親族となった誓いを交わします。ほかにも「玉串拝礼」という、神前式で特徴的な儀式があります。これは、松などの常緑樹の枝に紙垂(しで)という和紙をつけた玉串を、願いを込めて神様にささげる儀式です。

日本独特の雅楽という音楽が鳴り響くなかで行われるこうした神前式は、とてもエキゾチックな魅力に満ちています。

仏前式とは

仏教では夫婦になったのは前世からの因縁であり、今生で結婚したのは因縁があったからだとされています。仏前式では、この因縁を仏となったご先祖様に報告・感謝し、来世での結びつきも誓います。仏様はお寺に奉られているのでお寺で行うことが多いですが、自宅の仏前で行うこともあります。

お焼香や、「念仏授与」という儀式を行うのが特徴です。「念珠授与」とは、僧侶が新郎に白房の数珠を、新婦に赤房の数珠を授ける儀式です。また、仏前式も神前式同様、三々九度の盃、親族固めの杯を行い親族の絆を強めます。

海外ではあまりなじみのない仏前式ですが、なんと、アップル社の元CEOスティーブ・ジョブズは、この仏前式で結婚式を挙げています。

費用やプランの違い

神社で神前式による挙式だけを行う場合、10万円ほどかかります。このなかに衣装代などが入っている場合と入っていない場合がありますので事前に確認が必要です。

神社の場合、近親者だけで行うことも多いため、少人数向けプランを用意しているところもあります。こうしたプランは、10名以下でしたら挙式+食事で50万円前後のところが多いようです。ご自身とご両親のごくごく身内だけで神社挙式を行うのであれば、このプランがぴったりかもしれませんね。

また、ホテルや結婚式場でも神前式ができるところがあります。こちらは、打掛などの衣装の着付けやレンタル、食事代、撮影代などをお得なパックプランにしているところが多いようです。招待客の人数にもよりますが、平均で150~250万円といわれています。ホテルならば英語が堪能なスタッフも多いので安心ですね。

仏前式は平均10~20万円ほどです。こちらも衣装代などが入っているところと入っていないところがありますので注意してください。ただし、仏前式では披露宴などを行う施設はなく挙式のみをお寺で行います。もし、お式を仏前式で行ったあと披露宴を行いたい場合は、別途、ご自身で手配するようにしてください。

宗教が気になるなら人前式がおすすめ

和婚には憧れるけれど、ご自身の国の宗教の関係で、神社やお寺で結婚式を挙げるのが難しい場合は人前式がおすすめです。

人前式とは、神様や仏様ではなく結婚式の参加者に証人となっていただき永遠の愛を誓うものです。特に決まった儀式はなくフランクに行えるのが長所です。結婚式場でも行えますし、お好きなホテル、レストランで行うことも可能です。もちろん白無垢や打掛といった日本の伝統的な婚礼衣装をレンタルして着ることができます。

会場代は広さにもよりますがホテル、レストランといったところでは10~60万円ほどです。また、婚姻届を記入したり指輪交換をしたりする祭壇を用意する場合は5万円くらい見ておくとよいでしょう。

白無垢や打掛をレンタルする場合はメイク、着付け含めて8万円くらいからあります。ブーケなどの小物費用が別でかかる場合もあります。また、式場専属のカメラマンに撮影を頼む場合は10~30万円ほど、ご自身で手配する場合もプロの方であれば5~15万円ほどかかります。

最初に述べましたが人前式は、決まった型がないのが魅力。お式以外にも、映像を流したり、BGMに凝ったり、会場をお花でいっぱいにしたり船上でパーティをかねて行ったり…自由な演出を楽しむことができます。

また、これ以外にもフォトウエディングで和婚を楽しむこともできます。フォトウエディングならば会場やお食事の心配をすることもないので費用もぐっと抑えられます。儀式もないので、日本の習慣に慣れていなければこちらも検討してみてください。

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神前式、仏前式、人前式…それぞれの良さがあります。また、着物を着て、気軽に日本の雰囲気を味わいたいという方にはフォトウエディングもおすすめです。ぜひあなたなりの和婚を楽しんでください。

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