花嫁さんのウエディングドレス姿を華やかにするために、欠かせないのが「ウエディング小物」です。これらの小物に工夫をすることで、理想のドレス姿を演出しやすくなります。こちらでは、おすすめのウエディング小物についてご紹介します。
ウエディングベール
ウエディング小物の中でも、ドレスのイメージを大きく左右するのが「ウエディングベール」です。レンタルするケースが多くなりますが、お好みのものがあれば購入も可能です。そんなウエディングベールにはいくつかの種類があります。代表的なデザインは、「フェイスアップベール」と「マリアベール」です。
- フェイスアップベール…顔の前にベールをおろせるようになっています。式中にベールをあげたりおろしたりする場合、こちらのデザインをお選びください。
- マリアベール…キリスト教の聖母マリアが身につけていたといわれるベールです。ベールが顔の前におりないデザインです。
さらに、丈もショート・ミドル・ロングに分かれています。
- ショートベール…軽やかで動きやすいデザインのベールです。アクセサリー感覚でつけられ、カジュアルな結婚式に適しています。
- ミドルベール…エレガントな雰囲気が魅力です。動きやすいけれどもカジュアルになりすぎないことから人気があります。
- ロングベール…床まで届くタイプの長いベールで、高貴な印象になります。格式高い式を挙げる場合におすすめです。
また、ベールの色によっても印象が変わります。ベールのカラーには、ホワイトのほかにオフホワイトやアイボリーといった種類があり、基本的にドレスの色と同じカラーを選ぶのがおすすめです。しかし、オフホワイトのドレスにホワイトのベールを被ったり、アイボリーのドレスにオフホワイトのベールを合わせたりして、顔周りを明るく見せることもあります。
パニエ
「パニエ」とは、ドレスの下に着用して、裾をキレイに広げて見せるためのアイテムです。18世紀頃からヨーロッパで使われはじめました。最適なパニエのサイズはドレスによって変わります。ウエディングドレスを決めたとき、ドレスに合うパニエをお選びください。ドレスごとに適するパニエのサイズは、以下の通りになっています。
- プリンセスライン…ふんわり広がったスカートが魅力のプリンセスラインには、大きめのパニエを入れることが多くなります。重ね付けしてボリュームを出すのもおすすめです。
- Aライン…Aラインのドレスには、通常サイズのパニエを入れるのが一般的です。スカートのデザインによっては大きめのパニエを入れることもあります。
- エンパイアライン…エンパイアラインのドレスには、生地が柔らかく丈が長いものが多くなります。絡まらないように、小さめのパニエを入れるのが一般的です。
- スレンダーライン…すっきりしたデザインのスレンダーラインでは、通常パニエを入れません。ドレスをそのまま着ることが多くなります。
- マーメイドライン…スレンダーラインと同じく、通常はパニエを入れません。しかし、膝下からボリュームを出すデザインの場合は専用のパニエを入れることがあります。
このように、ドレスによって合うパニエが変わるため、お色直しで別のラインのドレスを着る場合は、2つのパニエが必要になることもあります。サイズの合うパニエを使い分けて、それぞれのドレスの魅力を引き出しましょう。
ティアラ
花嫁さんが頭頂部につける「ティアラ」には、宝石を使った豪華なものから、カチューシャのような細身でシンプルなものまで、さまざまなデザインがあります。ティアラを被ることで、同じウエディングドレスを着ていても、印象が大きく変わります。披露宴でティアラを被って登場して、少し雰囲気の違う花嫁姿を披露してみてはいかがでしょうか?
ティアラのデザインで人気なのは、「プリンセスティアラ」です。ティアラと聞いて多くの方が思い浮かべる定番のタイプで、幅広いドレスに似合います。真ん中が高いプリンセスティアラには、顔を面長に見せる効果があるため、丸顔の花嫁さんにおすすめです。
ほかにも、王冠のように華やかな見た目の「クラウンティアラ」、小ぶりながらアクセントになる「コームティアラ」、神聖な雰囲気が個性的な「マリアティアラ」といったように、さまざまな種類があります。
グローブ
ドレスに合わせて身につける「グローブ」の形は、指が覆われるタイプと、フィンガーレスタイプに分かれます。フィンガーレスタイプは、ブライダルネイルをキレイに見せたい方や、指輪交換のときスムーズに着脱したい方に人気です。流行のデザインですが、厳粛な結婚式の場合は、正装らしい指が覆われるタイプのほうが適しています。
グローブの生地には、サテン・オーガンジー・レース・コットンレースといったように、いくつかの種類があります。サテンは光沢があるのが特徴で、上品さを出したい方におすすめの生地です。オーガンジーは透明感のある平織りの生地で、シースルー部分に使われることが多くなります。可愛らしいドレスを着る方に最適です。
レース素材のグローブは高級感が出せるため、ゴージャスな雰囲気にしたいという方に適しています。一方、ナチュラルな印象にしたい方には、コットンレースが合います。理想の花嫁姿にぴったりなグローブを選びましょう。
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ウエディングドレスに合わせる小物には、ベール・ヘッドドレス・グローブといったように、さまざまな種類があります。花嫁さんの印象は、これらの小物の選び方によって大きく左右されます。憧れの花嫁姿を叶えるために、ぜひウエディング小物にもこだわってみてください!